公益財団法人 大山守大場家保存協会

大山守大場家郷士屋敷は・・・

大山守大塲家郷士屋敷-椿桜湖の絵

椿桜湖 画 明治43年(1910)

中世の山城・玉造城を背にする位置に建つ伝統的な茅葺住宅です。

大場家第三代清左衛門正治の時に初代水戸藩主・徳川頼房の領内巡視の際の宿泊所として、また水戸藩南部の藩政事務所として、寛永2年~7年(1625~30)の間に普請しました。

平成16年から20年にかけて5ヵ年計画により大規模な解体修理が行なわれ、幕末期の大山守大場家郷士屋敷に復元されました。

建物は農家造りの居住・役宅部と数奇屋風の格調高い御殿部(御殿・次の間・玄関・式台など藩主の御旅館として使用)があり、長屋門を構えた屋敷となっています。

大場家は代々水戸藩の大山守を務め、20数カ村の藩有林を管理するとともに、各村の庄屋の上に立ち、勧農、税の徴収・訴公・治安等、広域にわたる藩行政にたずさわりました。

大場家郷士屋敷は、霞ヶ浦・行方地域の政治・経済・文化活動の拠点として、その歴史を今に語り続けています。

屋敷概観屋敷内概観屋敷内部

最新投稿

  • 大場家花だより9月28日

    「暑さ寒さも彼岸まで」とは申しますが、昨日玉造城址跡へゆくと、所々彼岸花がさいており、しばしのうちに大場家のまわりもすっかり秋めいていることにきがつきました。お屋敷では、ザクロや柿が食べごろを迎えています。 さて、本日は …

  • 大場家花だより9月26日

    猛暑で絶滅してしまったと思われていた「ミソハギ」ですが、元気に芽吹いて芽吹いてくれていました。生命の力強さを感じました。

  • 大場家花だより9月13日

     日中はギラギラと照り付ける日差しですが、空気感や空は秋めいてきました。 毎年恒例の大場家の酔芙蓉(スイフヨウ)、今年はくす玉酔芙蓉をみつけました。 酔芙蓉は1日花。本日出会えたことに感謝して写真に納めました。

  • 夏木の剪定

    8月29日より、三日間に渡って、待ちに待った金沢造園さんが、樹木の剪定にきてくださいました。 お屋敷の庭木たちがすっきり甦りました。 梅雨の時期に咲いていた紫陽花達も、やっと肩の荷が下りた御様子。 猛暑の中、手際よく植木 …

インフォメーション